シミの種類について解説します!原因や見分ける方法について
「シミってどれも同じじゃないの?」「大きさの違うシミができて気になる」など、シミの種類やなぜできるのか気になる方はきっと多いはずです。
今回は、シミの種類や原因を徹底解説します。シミの見分け方も紹介していますので、知りたい方はぜひ最後までお読みくださいね。
シミの主な種類について
- 肝斑(かんぱん)
- 老人性色素斑
- 後天性真皮メラノサイトーシス(後天性両側性太田母斑様色素斑)
- 雀卵斑(そばかす)
気づいたら顔や手など気になるエリアにできている「シミ」。
痛みなどの予兆がなく、いつの間にかできているケースがほとんどです。「あれ、こんなところにシミってできていたかな」と、見つけたときには驚く方が多いのではないでしょうか。
誰にでもできやすいシミは、上記のようにいくつか種類があるのが特徴です。ここでは、代表的な4つの種類のシミについて、特徴や症状を説明します。ご自身のシミがどの種類か知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
肝斑(かんぱん)
肝斑(かんぱん)は、顔に左右対称でできる境目がはっきりしたシミを指します。
30歳を過ぎた女性にできやすく、色は薄い褐色です。頬の骨のエリアからおでこにかけて好発して、目の周囲にできやすいのが特徴です。肝斑(かんぱん)は発生率が比較的高いシミで、後述する老人性色素斑と併発するケースが多くあります。
老人性色素斑
老人性色素斑は、顔や背中の上部、手の甲、すねなどにできるシミを指します。
かゆみや痛みなどの症状はなく、数ミリから数センチとサイズがまばらで、円形から多角形などフォルムもさまざまです。
40歳をベースにできやすく、加齢とともに増えていき、高齢者のほとんどに老人性色素斑が発生します。老人性色素斑はそのままにしておくと、いぼのような「脂漏性角化症」へ発展するケースがあり注意が必要です。
老人性色素斑と似たもので「メラノーマ」という皮膚がんがあるので、自己判断せずに医師による適切な診断を受ける必要があります。
後天性真皮メラノサイトーシス(後天性両側性太田母斑様色素斑)
後天性真皮メラノサイトーシスは、頬の骨エリアに左右対称にできるシミを指します。
思春期以降の女性にできやすく、褐色で数ミリサイズの点のようなシミが多発します。頬骨以外にも、額や鼻、まぶたにできるのが特徴です。「メラノサイト」とは、シミのもとになるメラニン色素をつくる成分です。
通常は表皮内にありますが、後天性真皮メラノサイトーシスのケースでは、表皮よりも深い位置にある「真皮」内でメラノサイトが作られます。
雀卵斑(そばかす)
雀卵斑(そばかす)は、鼻や頬にできる薄い褐色のシミを指します。
およそ3ミリと比較的小さく、顔以外にも背中や腕、肩など肌が露出するエリアに好発します。雀卵斑(そばかす)は3歳からできやすく、思春期でピークになるのが特徴です。白人や赤毛の方にできやすく、日本人は発症割合が少ないと言われています。
もともと肌が色白である、もしくは日焼けしやすい方にできやすくなります。
【種類別】シミの原因
シミは主に4つの種類があり、それぞれできやすいエリアやサイズ、色調などに違いがあります。シミによって違いがあるのは、発生する原因がそれぞれ違うからです。ここでは、4つのシミができる原因についてくわしく説明します。
肝斑(かんぱん)の原因
- 遺伝的な要因
- 紫外線
- ホルモンバランスの乱れ)
- 妊娠
- 閉経後の内分泌の乱れなど
肝斑(かんぱん)は、ホルモンが影響しているケースが多く、紫外線を浴びることで悪化します。
妊娠中やピルの服用、閉経後に行うホルモン補充療法の影響で起こることもあります。妊娠が影響でできた肝斑(かんぱん)の場合は、出産とともに症状がよくなるなど一時的にできるのも特徴です。
日光黒子(老人性色素斑)の原因
- ケラチノサイトの遺伝子異常
- 紫外線
日光黒子(老人性色素斑)は、ケラチノサイトがメラノサイトを刺激することが原因で起こります。
ケラチノサイトとは、表皮細胞の一部です。遺伝子異常を起こしたケラチノサイトは「メラノサイト」へメラニン色素を過剰に作るよう誤った指示を出してしまいます。誤った指示を受け取ったメラノサイトは、シミのもとになる「メラニン色素」を過剰に作ってしまい、シミへとつながります。
日光黒子(老人性色素斑)は紫外線に当たると悪化するので、早い方では20代からできるのも特徴です。
後天性真皮メラノサイトーシス(後天性両側性太田母斑様色素斑)の原因
- 原因は不明
後天性真皮メラノサイトーシスのはっきりとした原因はわかっていません。
表皮内にできる一般的なシミと異なり、深いエリアの「真皮」にできるので、アザに似たシミと言えます。アジア人女性に好発し、真皮にできるので色調は青みがかった褐色です。
肝斑と間違って診断されるケースが多いので、シミの色や形、発症年齢などをベースに正確に見極める必要があります。
雀卵斑(そばかす)の原因
- 遺伝的な要因
- 紫外線
- ホルモンバランスの乱れ
- 生活習慣の乱れ
雀卵斑(そばかす)は、遺伝的な要因でできるので、発症年齢が3歳からと他のシミよりも早いのが特徴です。
紫外線やホルモンバランスの乱れなどは、雀卵斑(そばかす)の悪化要因なので、遺伝的な要因がメインとなります。そのため、スキンケアをこまめに行っていても防ぎきれないことがあります。
シミの種類を見分ける方法
- 発症年齢や部位
- 境目が見極めやすいか
- シミの色やサイズ
比較的若い年齢でできるシミは「雀卵斑(そばかす)」や「後天性真皮メラノサイトーシス」です。
シミと正常な皮膚の境目がはっきりしているのは「肝斑」になります。「後天性真皮メラノサイトーシス」は、他のシミよりも青みがかった色なので、色調から見分けられます。一方で、シミは一種類だけができているわけではなく、人によってはいくつかの種類が併発しているケースがあります。
たとえば「肝斑」と「老人性色素斑」が併発しているケースでは、発症年齢や境目のはっきりした特徴が似ています。専門知識がなければシミがどの種類なのか正確に判断できないので、自己判断で見分けることは難しくなるでしょう。
シミができてしまったらどうすればいい?
- セルフケアを行う
- クリニックで治療する
シミには種類があり、それぞれ特徴や原因が異なります。シミの種類や原因を知り、予防や改善に努める必要がありますが、そもそもどのようなケアを行えばいいのでしょうか。ここでは、ご自身でできるホームケア方法と、医療機関での治療法についてくわしくご紹介します。
セルフケアを行う
肌への直接的なホームケア | ターンオーバーを整えるホームケア |
---|---|
・日焼け止めや帽子などの紫外線予防 ・皮脂やメイク汚れを洗顔で除去する ・保湿を行う | ・生活習慣を整える ・規則正しい食事を取る ・ストレスを発散する |
ご自身でできるセルフケアは、肌に直接働きかけるケアと、ターンオーバーを整えるために身体全体をケアする方法の2種類があります。肌ケアは、紫外線・摩擦予防と保湿を意識しましょう。また、ターンオーバーを整えることで、シミのもとになるメラニン色素の発生や蓄積を抑えられます。ビタミンCなどの栄養素にメラニン色素を抑える効果が期待できるので、ブロッコリーやキウイなどの食品を意識し取り入れてみてください。
クリニックで治療する
美容外科クリニックでのシミ治療がおすすめです
医療機関では、シミの専門知識が豊富な医師がご自身のシミの種類や原因を正確に判断し、適切な治療法をご提案します。
肌質に合わせた丁寧な施術を行うので、肌が弱い方や痛みが気になる方も安心です。特に美容外科クリニックでのシミ治療は、ピーリングやレーザー治療など施術の種類が豊富なので、ご自身のなりたい肌により近づけられるでしょう。
渋谷美容外科クリニックはカウンセリングと初診代が無料なので、シミの種類やおすすめの治療法を知りたい方は、お気軽にお越しください。
シミの種類や原因に合わせた適切な治療で綺麗な肌をキープしよう
シミには大きく4つの種類があり、それぞれできやすい部位や年齢、原因に違いがあり治療法も異なります。そのためご自身のシミの種類や原因を見極める必要がありますが、他のシミと併発している、もしくは別の疾患の可能性があるので注意が必要です。
気になるシミを早めに綺麗にしたい方は、専門知識を持った医師に診てもらい、適切な治療を受ける必要があります。渋谷美容外科クリニックは、経験と実績のある医師や医療スタッフが丁寧に対応し、ご自身に合った治療法を提案いたします。
美しくありたいという気持ちに寄り添っていますので、シミ治療に興味のある方は渋クリへお気軽にご相談ください。
シミの人気記事ランキング
こちらの記事を読んだ方に!
オススメのシミ記事