シミの原因と対策について解説します!なかなか消えない場合はどうする?

「シミの原因って何?消えないシミをなんとかしたい」など、シミに関する悩みは年齢に限らずつきものです。

効果的なシミ対策にはどのようなものがあるのでしょうか。今回は、シミの原因やホームケア対策についてご紹介します。消えないシミへの治療法についても解説していますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

この記事の監修者
渋谷院 副院長
野口 なつ美
目次

シミの原因とは

  • ストレス
  • ターンオーバーの乱れ
  • 色素沈着
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 紫外線

シミは、上記のような原因により発生します。それぞれの原因が、どのような経過をたどってシミになるのか、くわしくご説明します。

ストレス

ストレスで発生した活性酸素とバリア機能の低下によって、シミができやすくなります。

活性酸素は肌に炎症を起こす性質があるので、炎症による刺激から身を守ろうと、皮膚はシミのもととなるメラニン色素を過剰に作り始めます。また、ストレスが要因で血流が悪くなり、皮膚の温度が低下するのもシミの原因です。

皮膚の温度が下がるとバリア機能が低下するので、活性酸素などの外からの刺激を受けやすくなり、シミがさらにできやすくなります。

ターンオーバーの乱れ

ターンオーバーが乱れることで、シミのもとである「メラニン色素」が身体から排出されず、シミができやすくなります。

ターンオーバーとは、新しい細胞へ生まれ変わるサイクルを指します。年齢を重ねるごとに、ターンオーバーのサイクルは、以下のように時間がかかるのが特徴です。

年齢別ターンオーバーのサイクル
スクロールできます
年齢(代)102030405060
日数およそ20日およそ28日およそ40日およそ55日およそ75日およそ100日

ターンオーバーは28日周期のイメージがありますが、実際は年齢によって差があり、40代ではおよそ2倍の55日の日数が必要です。これだけ差が出ると、メラニン色素が加齢によって蓄積されやすくなるのもうなずけるのではないでしょうか。シミは、さまざまな原因が積み重なり長い時間をかけてできるものなので、数年後など先を見越したシミ対策が必要です。

色素沈着

色素沈着が原因で「炎症性色素沈着」と呼ばれるシミにつながるケースがあります。

炎症性色素沈着は、火傷やニキビなどの炎症がきっかけで、メラニン色素が排出されずに起こるシミを指します。何もしなくても、数ヶ月から半年経てば自然と消えるパターンもありますが、摩擦や虫刺されなどの刺激が加わると、炎症が悪化して治りにくくなります。

治りにくくなった色素沈着にさらに紫外線の刺激が加わると、やっかいなシミへ悪化するので、綺麗にするための治療が必要です。

ホルモンバランスの乱れ

エストロゲンと呼ばれるホルモンバランスが乱れることで、シミができやすくなります。

エストロゲンは、別名卵胞ホルモンと呼ばれる女性ホルモンです。皮膚のターンオーバーを維持する働きがあります。エストロゲンの働きが、閉経やストレス、生理不順などの関係で乱れてしまうことで、シミの発生につながります。 

シミのなかでも40代以降に多い「肝斑」は、ホルモンバランスの乱れが原因です

紫外線

紫外線により過剰に生成されたメラニン色素が皮膚に蓄積されることで、シミが発生します。

皮膚は、紫外線の刺激から肌を守ろうと、シミのもととなるメラニン色素を作り出します。適量の紫外線は身体の負担になりません。しかし、長時間日焼け止めなどの対策を行わずに過ごすと、メラニン色素が多量に作られてしまいます。

適度な量であれば問題ありませんが、メラニンの量が増えすぎると排出しきれずに細胞に溜まり、シミへとつながります。

【自宅でできる】シミ対策とは

  • スキンケアを行う
  • 美白効果が期待できるアイテムを使う
  • 紫外線対策を行う
  • 食生活の改善

紫外線やストレスなど、シミを作り出す原因はさまざまなので、できても仕方のないものかもしれません。だからといって、シミは作りたくないですし、何か対策があれば実践したいと考える方が多いのではないでしょうか。ここでは、自宅でできるシミ対策を4つご紹介します。無理のない範囲で、ご自身が取り組みやすそうなものから実践してみてくださいね。

スキンケアを行う

スキンケアを毎日行って、肌の乾燥を防ぎましょう。乾燥予防を徹底することで、バリア機能の低下が防げるので、シミが発生しにくくなります。

紫外線が強まる春から夏にかけては特に念入りなケアが必要です。洗顔はしっかりと泡立てて行いましょう。泡の硬さは「ホイップクリーム」ぐらいの、逆さまにしても落ちない程度が目安です。

キメが細かい泡なので、洗浄力が上がるだけでなく、クッション性も高まって摩擦予防につながります。手のひらで直接触れないように、泡だけで顔をなでて洗顔するのがコツです。

美白効果が期待できるアイテムを使う

美白美容液の商品を使うことで、シミになりにくい肌へつながります。美白効果が期待できる成分は以下のような種類があります。

  • プラセンタエキス
  • アルブチン
  • ビタミンC誘導体

テレビCMや動画などで一度は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

プラセンタエキスとは、メラニン色素の生成を抑える働きをもつ成分です。動物の胎盤から抽出したエキスで、豚や植物性のものが流通されています。一方アルブチンには「チロシナーゼ酵素」の活性を阻害する働きがあります。

チロシナーゼ酵素の働きは、シミのもとになるメラニン色素を作ることです。そのため、酵素を作りにくくすることが、シミ対策へとつながります。3つ目のビタミンC誘導体は、肌へ吸収されやすいように改良されたビタミンCを指します。抗酸化作用や美白作用など、さまざまな効果が期待できる成分です。

上記にあげた3つの成分以外にも、薬局や医療機関ではさまざまな成分が配合された化粧品が販売されています。しかし、特に大切なのは「ご自身の肌に合っているか」という点です。肌質に適していなければ、含有量が多くても、また値段が高額であっても意味がなく、逆に肌へストレスを与えてしまう可能性があります。

含まれる成分や効果を知って慎重にアイテムを選ぶことは重要ですが、肌質に適しているのかも意識して選んでみてくださいね。

紫外線対策を行う

紫外線対策として効果的なのは、紫外線が強まる時間帯の外出を避けることです。10〜14時の時間帯の外出を控えることで、紫外線に肌がさらされてしまうリスクそのものを予防できます。また外出するときには、日焼け止めを塗ったり、日傘や帽子などの紫外線予防グッズを活用したりして、肌が直接日に当たる機会を減らしましょう。日焼け止めはさまざまな種類があるのでどれを購入すればいいのか迷ってしまう方が多いかもしれません。場面ごとでの目安があるので、参考にしてみてください。

【場面別】紫外線対策の目安について
海水浴などSPF20以上
ドライブなどSPF10

SPFは、紫外線予防の効果を数値化したものです。シーン別に使い分けると効果的に紫外線対策が行えますよ。車内は紫外線が少ないイメージをお持ちの方が多いかもしれませんが、そうではありません。ガラスは紫外線を透過させてしまうので、車内にいても外と同じように肌は紫外線にさらされることになります。「ドライブに行くだけだから日焼け止めを塗らなくても大丈夫」と勘違いしないよう注意しましょう。

食生活の改善

食生活では、特にビタミンを意識して摂り入れることがシミ対策につながります。

ビタミンにはさまざまな種類があるので、偏りすぎずに摂り入れる必要があります。ここでは、特に摂取してほしいビタミンを3つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

シミに効果が期待できるビタミン
ビタミンAウナギ、チーズ、レバー、バター、生クリームなど
ビタミンCキウイ、アセロラ、ブロッコリー、パセリ、いちごなど
ビタミンEうなぎ、酒、ナッツ、アボガド、胚芽米など

上記にあげた食材を意識して摂り入れることが、シミ対策と予防につながります。

シミができやすい人の特徴は?

・紫外線を浴びる機会が多い
・色白肌である
・親や兄妹にそばかすがある

・ストレスを溜めやすい人

シミには「老人性色素斑」や「肝斑」「そばかす」などいくつか種類がありますが、すべての種類のシミに共通しているのは「紫外線」です。シミができる原因のおよそ80%は紫外線なので、かなり影響力が強いことがわかります。

たとえば「そばかす」は遺伝性が強く関連しているシミですが、紫外線を浴びすぎることが症状の悪化につながることがわかっています。ストレスもシミの原因なので、仕事やプライベートなどが忙しく、ストレス発散が定期的に行えていない方はシミができやすくなります。

なかなかシミが消えない場合はどうしたらいい?

美容外科クリニックでのシミ治療がおすすめです

シミ対策を頑張っているのになかなかよくならないという方は、もしかするとケア方法が間違っているのかもしれません。

ケア方法を誤ると、シミを増やしてしまうなどのリスクにつながる可能性があります。そのため、まずは美容外科クリニックで医師のカウンセリングを受けてみるのはいかがでしょうか。シミの種類や肌質を専門の医師が診察しますので、ご自身のシミの原因を知ったうえで適切な治療法が選べますよ。

渋谷美容外科クリニックのカウンセリングと初診料は無料なので、お気軽にご相談ください。

シミの原因に合わせた適切な治療法で美しい肌を手に入れよう

シミには、ストレスやターンオーバーの乱れなど、さまざまな原因があります。人によって原因は異なり、併発しているケースもあるので、ご自身のシミの原因が何かをまずは知ることが大切です。自宅で行えるシミ対策としては、美白成分が配合されたアイテムを使うなどの方法があります。

一方で、対策を行ってもシミに変化がなかったり悪化したりする場合は、ケア方法が間違っている可能性があるので、医療機関での治療がおすすめです。シミに限らず肌への専門知識を持った医師が丁寧に診察して、ご自身の肌質にあった施術を提案します。カウンセリングは無料なので、シミ取り治療が気になる方は、ぜひ渋クリにお越しください。

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池袋院  院長
峯岸 季清 医師
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西暦峯岸 季清 医師の経歴
03年日本大学医学部医学科卒業
03年日本大学医学部付属病院麻酔科入局
05年昭和大学病院形成外科入局昭和大学病院関連病院に勤務
13年渋谷美容外科クリニック横浜院 副院長就任
14年渋谷美容外科クリニック池袋院 院長就任
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