【医療従事者監修】背中ニキビ・ニキビ跡がひどいのはなぜ?原因や治療法、日常でできるケアを解説!

背中ニキビがひどいと悩んでいませんか?ご自宅で行える保湿など、日々のケアはもちろん大切です。しかし、それだけではなく、ニキビやニキビ跡にはクリニックでの治療も効果的です。今回は背中ニキビの原因・日常でできるケア・医療機関での治療についてご紹介します。

この記事の監修者
渋谷院 副院長
野口 なつ美
目次

背中ニキビ・ニキビ跡に対して自宅でできるケアや対策

まず最初に手軽に出来る自宅でのケアと対策からご紹介します。

生活習慣を見直して、肌のターンオーバーを正常に整えることで、背中ニキビは自宅で治療することも可能です。まずは、以下の3点に注意して、自宅でのケアを行いましょう。

  • 市販薬でケア
  • ボディーソープなど石鹸類を見直す
  • 生活習慣を見直す
  • ストレス軽減を心掛ける

市販薬やローションでケア

アクネ菌が原因であるニキビの症状が見られる場合は、オロナインや市販のニキビ治療薬で効果が得られる可能性も。患部が赤く炎症している場合は、ステロイド系の軟膏を使用することで、症状が治まる可能性もあります。

また、服の擦れによる刺激が原因でニキビが発生する場合は、保湿ケアに力を入れることで症状が落ち着くこともありますので、ボディーローションでケアをしましょう。

ボディーソープなど石鹸類を見直す

洗浄力が強すぎるボディーソープは、刺激が強すぎるため肌の乾燥に繋がり、ニキビ発生の原因になることがあります。 その際は、使用しているボディーソープを洗浄力の弱いものに変更して様子を見ましょう。 体を洗うときに使うボディタオルやスポンジも低刺激のものがよいでしょう。

生活習慣を見直す

ニキビ治療に最も効果的なのは、生活習慣を見直して、肌のターンオーバーを正常に戻すことです。 ビタミンB・C・A・Eやミネラルを多く含む食事を心がけ、甘いものや脂っこいものを控えるようにしましょう。 栄養の良いバランスの取れた食事がニキビ対策では大切です。また、午後10時から~午前2時のゴールデンタイムはできるだけ睡眠をとるようにしましょう。

ストレス軽減を心掛ける

ストレスが大きな要因となり、ニキビができ、治りにくいということがあります。 ストレスを感じると患部をかきむしる行動が増え、より悪化する場合もあります。 乾燥などが加わると思わず背中をかきむしってニキビを潰してしまうことも考えられます。

ストレスを完全に無くすことは難しいですが、休養や適度な気晴らしを意識して取り入れ軽減を心掛けましょう。 気持ちが上向く自分磨きのエステやマッサージなどもおすすめです。

医療機関で行う背中ニキビ・ニキビ跡の主な治療方法

自宅でのケアに力を入れているのに「繰り返しのニキビ」「ニキビ跡が無くならない」などで悩んでいる場合は医療機関でのニキビ治療がおすすめです。 専門医の診断のもと、肌質や体質を見極めて自分にあった治療法で確実な治療を受けられます。

医療機関による背中ニキビの主な治療方法

  • 内服薬
  • 外用薬
  • 重症ニキビ治療内服薬

軽症の場合は炎症やアクネ菌の繁殖を抑える外用薬を塗ります。症状によっては外用薬と内服薬を併用、あるいは内服薬のみの治療方法があります。

治療方法は症状の段階によっても異なります。また「繰り返しのニキビ」の場合は年代によって原因が異なり、原因に合わせた治療方法が必要です。 いずれの場合も早期の治療が望ましいでしょう。

ニキビ治療の内服薬について

内服薬でニキビを治療する場合はビタミン剤や抗生物質を服用します。ニキビ治療で使用される抗生物質は副作用の抑えられたものを使用するため、長期間の服用が可能です。

ニキビ治療で内服薬を使用する場合の注意点として、途中で止めてしまったり、ニキビが亡くなった後も飲んだりしてはいけないということです。耐性菌ができてしまい、さらにニキビが直りにくくなってしまう可能性もあります。抗生物質の服用をする際には、しっかりと必要な期間だけに留めてください。

ニキビ治療の外用薬について

外用薬には、抗生物質やアダバレン外用などが使用されます。外用薬か内服薬どちらかだけを治療で使用するというのは少なく、アダバレンなどのニキビ外用薬に加えて、内服薬を使用することが推奨されています。

重症ニキビ治療内服薬について

内服薬や外服薬など通常のニキビ治療が効かない場合に使用されるのが重症ニキビ治療内服薬です。効果が高い分、医師の指示のもとで初めて使用することができます。

医療機関による背中ニキビ跡への主な治療方法

  • フラクショナルレーザー
  • ケミカルピーリング
  • 光治療(IPL)

背中ニキビ跡の場合は上記3つの治療法が効果的です。 レーザーによる治療法などはニキビ跡の原因である真皮内瘢痕に働きかけ、根本的な改善を促します。

背中ニキビ跡の種類

背中のニキビ跡の種類は大きく分けて4種類です。

  • 赤み
  • 色素沈着
  • クレーター
  • 白色瘢痕

赤み

ニキビが落ち着いてから6か月以内の赤みは、炎症として跡が残っている状態です。ただし、6か月~1年以上経過しても赤みが消えない場合には、肌の表面がニキビのダメージを受けてしまっています。

色素沈着

茶色に変色してしまっている跡は、メラニンが肌をダメージから守ろうとすることが原因で発生します。

クレーター

ニキビの炎症が激しく、肌の修復ができた箇所とできなかった箇所の差がクレーターになってしまいます。背中は顔と比べてクレーターの症状は少ないです。

白色瘢痕

ニキビと同じくらいのサイズの白色瘢痕が見られる状態です。ニキビによって皮膚組織が破壊された結果、瘢痕組織に置き換わることによって発生します。

ニキビ跡は自然と治すことが難しく、自宅ケアでは限界があります。 もしニキビ跡を気にしている場合は、クリニックでの治療を検討してみてはいかがでしょうか?

背中ニキビの主な原因

  • 洗い残しの汚れや泡が付着する
  • 背中の保湿ケア不足
  • かゆみに耐え切れず掻いてしまう

背中ニキビは蓄積した皮脂が毛穴に詰まることでできやすくなります。背中は身体の中で皮脂分泌量が比較的多い部位です

洗いにくい場所である背中は汚れが残りやすく、これも背中ニキビの原因です。汚れやソープの泡で毛穴が詰まり、ニキビの原因であるアクネ菌が繁殖しやすくなります。

また保湿ケアが不足すると乾燥により皮脂が過剰に分泌され、背中ニキビができてしまいます。

ニキビを引き起こす要因

ニキビはアクネ菌や過剰な皮脂分泌が主な原因ですが、アクネ菌の増殖や過剰な皮脂分泌を起こしやすい要因がいくつかあります。

  • ストレス
  • 食生活の乱れ
  • 紫外線
  • 肌の乾燥

背中ニキビを予防するためにはこれらをできるだけ避けることが大切です。

ひどい背中ニキビは内臓疾患などにも注意

黄色ブドウ球菌やマラセチア菌によって引き起こされることが多い背中ニキビですが、その他にも内臓の疲れ、不調、疾患が原因になる場合があります。 ただ軽度なものであれば、十分な睡眠や規則正しい食事などでこうしたニキビは自然と直っていきます。

しかし「いつまでたっても治らない」「他の原因が思い当たらない」という場合は糖尿病などの疾患が隠れていることもあるので注意しましょう。

考えられる疾患

  • 糖尿病
  • クッシング病
  • 膠原病

など

背中ニキビに似ている症状

背中にできる小さな赤みのあるブツブツが全てニキビな訳ではありません。それ以外の理由で皮膚疾患を起こしている場合があります。症状を確かめ、適切な治療方法を選びましょう。

背中ニキビに似た皮膚疾患

毛包炎・毛穴に細菌(カビ)が侵入して起こる
・マセラチア菌や黄色ブドウ球菌が有名
・ニキビより小さいことが多い
・広範囲に散らばってできる
・できものの中心にくぼみがある
・かゆみがでる場合もある
・抗菌薬の塗布
・広範囲にある場合は抗菌薬の服用
皮膚腫瘍
(おでき)
・表皮の下にある空洞に膿がたまってできる
・ニキビより大きい(直径2.5㎝~10cm程)
・近くに複数できるとつながり巨大化する
・痛みや熱感がある
・発熱する場合もある
・抗菌薬の塗布
・温熱刺激
・悪化した場合は切開して膿を出す
虫刺され・蚊、ダニなど寝室や寝具に発生する害虫による
・刺した虫の種類と刺された人の体質により患部の大きさは異なる
・患部に刺された痕が確認できる
・かゆみや痛みを伴う場合が多い
・かゆみ止め外用薬の塗布
・症状が強い場合は抗ヒスタミン薬やステロイド剤の内服

どれも一見、背中ニキビとよく似た皮膚疾患です。自分で判断せず、ニキビケアで改善されない場合は皮膚科で適切な治療を受けましょう。

まずは無料カウンセリング!背中ニキビは自分にあったクリニック選びを

背中ニキビは、専門医による適切な治療で改善が期待できる症状です。市販薬での治療など自宅での日々のケアでも改善が見られない場合は、クリニックへの相談がおすすめです。

渋谷美容外科クリニックではニキビの原因除去治療(予防)、炎症ニキビの治療、ニキビ跡の根治療法など肌の状態を見極めた上でカスタマイズするオーダーメイドの治療法で、 ニキビ跡を残さずニキビのできにくい肌質へとサポートしていきます。 背中のニキビが気になる方はぜひ渋クリの無料カウンセリングにお越しください。

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西暦峯岸 季清 医師の経歴
03年日本大学医学部医学科卒業
03年日本大学医学部付属病院麻酔科入局
05年昭和大学病院形成外科入局昭和大学病院関連病院に勤務
13年渋谷美容外科クリニック横浜院 副院長就任
14年渋谷美容外科クリニック池袋院 院長就任
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