ニキビの跡を消すにはどうしたらいい?やってはいけないNGケア方法も解説

一度できてしまったニキビ跡をスキンケアのみで綺麗な肌状態に戻すのはなかなか難しいものです。また、「毛穴が開いていて目立つ!」という肌悩みを持つ方の中には、実はそれは毛穴ではなく「ニキビ跡」ということも珍しくありません。このページではニキビ・ニキビ跡についての基礎知識・ケア方法・対策方法について説明していきます。

この記事の監修者
渋谷院 副院長
野口 なつ美
目次

ニキビの跡を消すのに市販品は効果がある?

ニキビ跡は、肌の組織が壊れて凹凸ができていたり、肌の奥深くにメラニンが蓄積したりと肌表面のトラブルではありません。そのため、市販品でニキビ跡を改善するには限界があります。

例えば市販のピーリング剤を使用してターンオーバーを進めても、肌の表面にしか働きかけられないので期待するような効果は得られないのです。
また、化粧品には肌の再生に欠かせないコラーゲン・エラスチンを増やすといった作用はありません。

ニキビ跡をきれいに消したいのであれば、やはり美容外科で治療してもらうのが一番です。あれこれスキンケアを試すよりも、早く治癒する上、美しい肌を手に入れられます。

そもそもニキビ跡とは?

ニキビ跡はその名の通り、ニキビが治った後に残る赤みや凹みといった跡のことです。

ニキビ跡をセルフケアのみできれいな肌状態に戻すのは難しく、専門的な治療が必要な場合もあります。

ニキビ跡の原因

ニキビ跡の種類主な原因
赤みのあるニキビ跡ニキビによる炎症によって赤くなっている
色素沈着してしまうニキビ跡肌を守ろうとメラニン色素(黒褐色の色素)が放出。それが蓄積してしまう
凹凸のあるニキビ跡強い炎症によって毛穴周辺の組織が破壊されてしまう

ニキビ跡が残ってしまう原因は、長引く炎症です

ただ、ニキビ跡にも大きく3種類あり、ニキビ跡ができる機序が異なります。続いて、あなたのニキビ跡の状態から、どのようにしてニキビ跡ができてしまったのか探ってみましょう。

ニキビ跡の種類

ニキビ跡の種類特徴
赤いニキビ跡炎症によって毛細血管が損傷し、血液が酸化したもの
茶色いニキビ跡メラニンが肌の奥に蓄積した色素沈着したもの
肥厚性瘢痕
(ひこうせいはんこん)
組織を修復しようと過剰に皮膚のコラーゲンがつくられてしまった結果できてしまったもの
クレーター強い炎症によって皮膚が破壊された状態

赤いニキビ跡

ニキビ跡が赤い場合は炎症によって集まった毛細血管が損傷して血液が酸化し、赤紫色のニキビ跡として残ったものです。

茶色いニキビ跡

茶色いニキビ跡はメラニンが肌の奥に蓄積した色素沈着によるものです。

肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)

ニキビ跡が厚みのある出来物のようなケロイド状(傷が大きく盛り上がったもの)になっているものは、肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)と呼びます。

強い炎症によって破壊された組織を修復しようと過剰に皮膚のコラーゲンがつくられてしまった結果、肥厚性瘢痕になります。

クレーター

肥厚性瘢痕とは反対にクレーターのような凹みができている場合、強い炎症によって皮膚の真皮層まで破壊されコラーゲンが減ったり、皮膚の下の組織に皮膚が引っ張られたりすることによってできてしまったもの。

このように長引く炎症によってできてしまったニキビ跡は肌がダメージを受けた結果、残ってしまったものなので、なかなか治りません。

【どうやったら消える?】ニキビ跡のセルフケア

それでは、目立つニキビ跡をケアするにはどうしたら良いのでしょうか。残念ながらセルフケアでニキビ跡を消すことは難しいです。ただ、そのまま放置していると今以上にニキビ跡が目立ってしまう可能性があります。そのため、ニキビ跡を悪化させないようにするためのケアが欠かせません。

「ニキビ跡がどんどん目立つようになっている……」という人は、「摩擦を避ける」「紫外線対策」「保湿」この3つをもう一度見直してみましょう。

しかしセルフケアでニキビ跡をケアするには限界があります。できてしまったニキビ跡をきれいに消したいのであれば、セルフケアではなく、美容外科の力を借りましょう。

摩擦を避ける

ニキビ跡が気になるからと言って、ニキビ跡を触ったりゴシゴシ洗ったりコンシーラーなどでこすったりするのはNG。その度に強い刺激が加わり、メラニンが放出されて更に色素沈着が進んでしまいます。どんどん色の濃いニキビ跡にしてしまわないためにも、摩擦を避けるよう心がけましょう。

紫外線対策

紫外線を浴びることでメラニンが放出されてシミができてしまうことは良く知られていることですよね。実はニキビ跡は肌の組織が壊れターンオーバー(肌の生まれ変わり)が乱れているので、メラニンが蓄積されやすい状態になっています。つまり紫外線対策を怠るとニキビ跡にシミがつくられてしまうのです。ニキビ跡部分にも必ず日焼け止めクリームを塗布しましょう。

保湿

保湿はスキンケアの基本です。ニキビ跡の部分は肌のターンオーバーが乱れ、バリア機能も低下しています。保湿して肌細胞にきちんと水分を与えることで、肌のバリア機能が整い外部の刺激から肌を守れるようになります。肌の乾燥を避けて、こまめに保湿することを心がけましょう。

ニキビ跡を消す方法!美容外科での治療について

美容外科でニキビ跡を治療すれば、赤いあるいは黒ずんだニキビ跡もクレーター状のニキビ跡もケロイド状のニキビ跡もきれいな肌状態へと生まれ変わらせることが期待できます。

当院ではニキビ跡をきれいに消すための治療法を複数用意しています。ニキビ跡の状態、予算、ダウンタイム(施術してから回復するまでの期間)の有無などを考慮して、あなたに合わせた最適な治療法を医師と共に選択できます。

ニキビ跡の治療法一覧

スクロールできます
治療法特徴
ダーマペン細い針を使って薬剤を直接肌に届け、肌再生に必要なコラーゲン・エラスチンの生成を促す
フォトフェイシャルIPL(インテンス・パルス・ライト)という光を肌に照射する治療
フラクショナルCO2レーザー一定間隔おきにミクロン単位のレーザーを照射する治療
e-マトリックスRF(高周波)をフラクショナルに照射できる新しい治療
ケミカルピーリング皮膚の表面に安全性の高い化学薬品を塗ることで、古い角質や毛穴の汚れを溶かす治療法
イオン導入ニキビやシミを防ぎ、抗体酸化作用が強く美白に効果的成分の複合ジェルを導入
VビームVビームレーザーを照射して、短期間で赤ニキビを治療
ヴィーナス フラクショナルヴィーナス フラクショナルはRF(高周波)をフラクショナルに照射できる新しい治療

ダーマペン

髪の毛より細い針を使って薬剤を直接肌に届け、肌再生に必要なコラーゲン・エラスチンの生成を促します。これによりニキビ跡による肌の凹凸を滑らかにすることが可能です。痛みやダウンタイムが少ないのも特徴の一つです。

フォトフェイシャル

特殊な波長の光を肌に照射して色素沈着を薄くしたり、コラーゲンの生成を促進して肌細胞の生まれ変わりを進めたりする効果があります。ダウンタイムが無いのですぐにメイクが可能です。

フラクショナルCO2レーザー(フラクセル2)

レーザーによってメラニンを破壊したり、コラーゲンの生成を増やしたりすることができる。古い肌細胞を新しい細胞に入れ替えることが可能です。ダウンタイムとリスクを最小限に抑えたレーザー治療と言えます。

e-マトリックス

高周波の熱をマイクロドット状に照射する治療法です。肌の奥に熱エネルギーを与えることでコラーゲンの再構築・増殖が進み肌を若返らせる効果が期待できます。早い治癒が期待できるにも関わらず、ダウンタイムが少ないのが特徴です。

ケミカルピーリング

肌表面の古い角質や汚れを除去することにより、皮膚の再生を促す施術です。ニキビ跡や開いた毛穴が目立たなくなると言われています。ケミカルピーリング後の肌にイオン導入をすることにより、相乗効果が期待できます。

イオン導入

微弱な電流によりイオン化した美容成分を肌の奥まで浸透させる施術です。水分の蒸発を防ぐため、保湿効果も期待できます。

Vビーム

赤ニキビにVビームレーザーを照射する事で、赤ニキビを簡単に短期間で治療する事が可能になりました。オイリースキン特有の過剰な皮脂分泌や肌の赤みも軽快し、ニキビの出来にくい肌質に変わります。

ヴィーナス フラクショナル

ヴィーナス フラクショナルはRF(高周波)をフラクショナルに照射できる新しい治療法です。フラクショナル治療の短所であるダウンタイムが少なく、治癒の早い治療を引継ぎ、RF(高周波)ならではの特長あるリジュビネーション効果が期待できます。

ニキビのNGセルフケア3選

ニキビ別のセルフケアを紹介しましたが、やってはいけないNGセルフケアについても解説します。NGセルフケアを続けているとニキビ跡が残ってしまうので要注意です。

ニキビを潰す

「ニキビが気になる」「恥ずかしい」といった理由でニキビを無理矢理潰してしまう人もいると思います。医師が見れば、潰していいニキビとダメなニキビの判断ができるのですが、素人にはなかなか難しいです。

ニキビを潰して炎症を悪化させると赤いニキビ跡やクレーターができてしまうことも。
「ニキビを早く治したい!」という方は当院で治療することも可能ですので、まずはご相談ください。

熱いお湯で洗顔する

熱いお湯で洗顔してしまうと肌に必要な皮脂まで流れてしまいます。その結果、肌が乾燥し皮脂が過剰に分泌されてニキビがより悪化することに。肌への刺激が少ない36~38℃のぬるま湯で洗顔するよう心がけましょう。

ニキビをゴシゴシ洗う

ニキビに刺激を与えると炎症を引き起こし、メラニンが放出されて色素沈着してしまいます。洗顔するときはなるべくニキビに直接触れないよう良く泡立てて優しく洗いましょう。

正しいケアを行なって、ニキビ跡を消しましょう!

ニキビ跡は美容外科の力を借りれば、短い期間できれいに消すことが可能です。その治療法は一つではないので、あなたの肌悩みや予算などに合わせて最適な方法を選ぶことができます。「ニキビ跡と一緒にシワも治したい」「ニキビ跡を消して若返りたい」といった希望を叶えることも可能です。

まずは、あなたの肌状態を医師に診てもらい、どのような治療法があるのかを提案してもらいましょう。カウンセリングは無料で受けられるのでお気軽に電話で相談してみてくださいね。

「ニキビ跡を消したい!」と考えている方はぜひ渋クリの無料カウンセリングにお越しください。またオンライン相談も行っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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日本形成外科学会 形成外科専門医,麻酔科標榜医,
日本頭蓋顎顔面外科学会会員など様々な科目の専門医

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池袋院  院長
峯岸 季清 医師
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西暦峯岸 季清 医師の経歴
03年日本大学医学部医学科卒業
03年日本大学医学部付属病院麻酔科入局
05年昭和大学病院形成外科入局昭和大学病院関連病院に勤務
13年渋谷美容外科クリニック横浜院 副院長就任
14年渋谷美容外科クリニック池袋院 院長就任
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