顔にできるニキビの原因とは?種類や改善方法について解説

ニキビと聞くと、顔にできるイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。ニキビは、顔のどの部位にできるかによって原因が異なり「白ニキビ」や「黒ニキビ」など、いくつか種類があるのが特徴です。ここでは、顔にできるニキビの原因や種類、改善方法について解説します。

この記事の監修者
渋谷院 副院長
野口 なつ美
目次

【ゾーン別】顔にできるニキビの原因

ニキビは顔のどのゾーンにできるかによって原因が異なります。ゾーン別でニキビができる原因について、詳しく説明します。

〈おでこやこめかみ〉

  • ホルモンバランスの乱れ
  • 洗顔料やシャンプーなどの洗い残し
  • 髪による直接的な刺激
  • 偏食
  • 肌表面に付着した汚れ

おでこやこめかみはいわゆる「思春期ニキビ」と呼ばれ、10代に多く発生する特徴があります。思春期ニキビの原因は、皮脂の過剰分泌です。第二次性徴期に分泌される成長ホルモンの影響により、過剰に作られた皮脂が毛穴に溜まることで、ニキビが発生します。一方で、20代以降に発生するニキビはターンオーバーの乱れが原因です。このように原因は異なりますが、対策は同じです。

  • スキンケアを見直す
  • 髪が触れないように髪型を工夫する
  • 生活習慣を整える

特にこめかみはニキビ跡が残りやすい傾向にあるため、早めに対策しましょう。

〈鼻やTゾーン〉

鼻やTゾーンに発生するニキビの原因は以下のとおりです。

  • 過剰な皮脂分泌による毛穴の詰まり
  • ホルモンバランスの乱れ

先ほどのおでこやこめかみと同様に、鼻やTゾーンは皮脂腺が多いため「思春期ニキビ」が発生しやすい部位です。特に鼻は顔の中心で目立つ場所に位置するため、無意識に触り過ぎてしまったり、肌を擦ったりと傷つけてしまいます。そのため、細菌が侵入しやすくなり、ニキビの発生へとつながる傾向にあります。

〈フェイスラインやあご〉

フェイスラインやあごに発生するニキビの原因は以下のとおりです。

  • ホルモンバランスの乱れ
  • 生活習慣の乱れ
  • 直接的な刺激

フェイスラインやあごにできるニキビは「大人ニキビ」と呼ばれ、20代以降に発生する傾向にあります。大人ニキビに関連する「ホルモン」は「思春期ニキビ」の原因となる成長ホルモンとは異なります。黄体ホルモンや男性ホルモンなどの性ホルモンを指し、生理前やストレスが要因となる点が特徴です。この2つのホルモンが活性化されると、それぞれが持つ皮脂を過剰に増やす働きにより毛穴に皮脂が溜まり、ニキビが発生しやすくなります。

また最近は、長時間のマスク着用によるニキビの発生が増えてきました。マスクによる直接的な刺激が原因となるケースがほとんどです。蒸れや肌の乾燥も重なることで、よりニキビの発生につながりやすくなっています。

〈頬(ほほ)〉

頬(ほほ)に発生するニキビの原因は以下のとおりです。

  • ホルモンバランスの乱れ
  • 生活習慣の乱れ
  • 髪などの直接的な刺激

頬(ほほ)のニキビの原因となるホルモンバランスは、フェイスラインやあごのニキビと同様に、黄体ホルモンと男性ホルモンが関係しています。頬(ほほ)は目立ちやすく無意識に触ってしまう部位なため、意識して触らないように努めましょう。

ニキビの種類8つ【重症度と原因別】

ニキビは症状の進み具合4つと原因別4つで、大きく8つの種類に分類されます。ここでは、ニキビの種類について重症度と原因別でそれぞれ原因や特徴について説明します。

【重症度別4種類】

①白ニキビ

白ニキビはニキビの初期段階を指します。「白」と呼ばれるのは、毛穴に詰まった古い角質や皮脂が白く見えるためです。白ニキビに症状はありません。そのため、発生そのものを見逃してしまったり、見つけても「そのうち治るだろう」と軽く考えてしまったりするケースがほとんどです。症状はありませんが、白ニキビはニキビの一つであることに変わりはなく、放置してしまうと症状の悪化につながるため注意が必要です。

②黒ニキビ

黒ニキビは白ニキビが一段階進行した状態を指します。「黒」と呼ばれるのは、毛穴に詰まった皮脂が酸化により黒色に変色するためです。白ニキビ同様に、黒ニキビも放置することで悪化してしまいます。また、生活習慣の乱れや誤ったスキンケアも悪化の要因となるため注意しましょう。

③赤ニキビ

赤ニキビは黒ニキビがさらに悪化し、赤く腫れた状態を指します。ニキビと聞くと、この赤ニキビをイメージする方が多いのではないでしょうか。ニキビは、赤ニキビ以降から炎症が起こり始めます。炎症の原因は、アクネ菌と呼ばれる皮膚の常在菌です。毛穴に詰まった皮脂を栄養にして、アクネ菌が増えることで炎症が進みます。

④黄ニキビ

黄ニキビは赤ニキビが悪化することで、黄色の膿が出た状態のニキビを指します。ニキビの最終段階であり、この段階でニキビを治したとしても、ニキビ跡として残るケースがほとんどです。

【原因別4種類】

①思春期ニキビ

思春期ニキビは第二次性徴期に活発化する成長ホルモンの働きにより、皮脂が増えることで起こります。ホルモンバランスの乱れが原因なため、20代を過ぎる頃には自然とおさまる傾向にあります。おでこやTゾーンなど、皮脂腺が多い部位に発生しやすい点が特徴です。

②大人ニキビ

大人ニキビは別名「吹き出物」と呼ばれ、生活習慣の乱れやストレス、乾燥などによるターンオーバーの乱れが原因で起こります。時期とともに自然とおさまる「思春期ニキビ」と異なり、治るまでに時間がかかり繰り返しやすい点が特徴です。

③生理前にできやすいニキビ

生理前にできやすいニキビは、黄体ホルモンと呼ばれる皮脂を過剰に分泌する作用のある女性ホルモンが活性化することで起こります。黄体ホルモンは、生理のおよそ2週間前から活発化するため、同様の時期からニキビも発生しやすくなります。

④男性にできやすいニキビ

男性にできやすいニキビの原因は、男性ホルモンバランスの乱れか毛穴の詰まりです。男性ホルモンには、皮脂を過剰に分泌する働きがあります。ストレスなどが要因となり、男性ホルモンのバランスが乱れることでニキビの発生につながります。

「重症度」「原因」別でそれぞれどのタイプのニキビに当てはまるのか把握し、ニキビの種類に合わせたケアを行なうことが改善の近道となるでしょう。

顔にニキビができてしまったらどうすればいい?

顔にニキビが発生した場合には、顔のどの部位にニキビがあるのかをまず把握しましょう。顔のニキビはゾーンや年齢で原因がさまざまなため、必要な対策が異なります。仮に「おでこにニキビができた」としても、10代であるならばホルモンバランスの乱れが原因ですが、20代以降の場合は生活習慣の乱れなどが原因となるケースがほとんどです。このことからも、ニキビの原因には年齢や部位によって個人差があると言えます。ご自身のニキビの発生原因が何か具体的に特定できる場合には、原因を解決するための対策を早期から行なうようにしましょう。

顔のニキビを綺麗に治すためにはどうすればいい?

顔のニキビを綺麗に治す場合には、早期から医療機関で治療を始めることをおすすめします。医療機関を受診することで、医師がニキビの原因を特定し、適切な治療を受けられるためです。治すのみであれば、ご自身でニキビの原因を考え、それに沿った対策をとることで早期に完治に向かうことがあります。

一方で、自身が考える原因と実際に発生しているニキビの原因が異なる場合は治りが遅くなり、気づかないうちに悪化しているケースも少なくありません。そうなると、せっかくニキビに気づき対策をとっていたのに、ニキビ跡として残ってしまう恐れがあります。「対策をとってもなかなか治らない」「何度も繰り返してしまう」場合には、悪化する前に早めに医療機関を受診してみましょう。原因の特定と、見直すべき習慣や行動について、医師が的確にアドバイスを行ってくれます。渋クリにはさまざまなニキビ治療の方法があり、お好みのものを選んでいただけます。

顔ニキビは早めに治療して綺麗な肌をキープしよう

顔にできるニキビは、おでこや鼻、頬などゾーン別で原因が異なります。第二次性徴期に活性化するホルモンバランスの乱れが原因となる「思春期ホルモン」は、おでこやTゾーンに発生しやすいです。一方で、生活習慣の乱れやストレスなどが原因となる「大人ニキビ」は、頬やフェイスラインなどにできやすい特徴があります。また、ニキビには重症度と原因ごとでそれぞれ4種類ずつ、合計8つのタイプがあります。「白ニキビ」や「生理前にできやすいニキビ」など、それぞれ原因や特徴が異なるため、タイプに合わせた対策を行なう必要があります。ご自身のニキビがどのニキビかわからない、もしくは治るまでに時間を要している方は、早めに医療機関を受診してみましょう。医師が診察し、専門的な治療を行なうため、ニキビを早期に綺麗に治すことができます。

当院では無料カウンセリングを実施しています。もちろんオンラインにも対応しているので、ニキビでお悩みならぜひお気軽にご相談ください。

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西暦峯岸 季清 医師の経歴
03年日本大学医学部医学科卒業
03年日本大学医学部付属病院麻酔科入局
05年昭和大学病院形成外科入局昭和大学病院関連病院に勤務
13年渋谷美容外科クリニック横浜院 副院長就任
14年渋谷美容外科クリニック池袋院 院長就任
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