乾燥肌にできるニキビの原因とは?対処法や治らない場合について

「乾燥肌なのにニキビができた」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。いつの間にかできたニキビを無意識に触ってしまうことで、悪化させてしまう可能性があるため、早めの対処が必要です。この記事では、乾燥肌にできるニキビの原因や対処法について紹介します。

この記事の監修者
渋谷院 副院長
野口 なつ美
目次

乾燥肌にできるニキビの原因とは

乾燥肌に起きるニキビの原因は大きく分けて以下の2つです。

  • バリア機能の衰え
  • 新陳代謝の低下

乾燥によりバリア機能が衰え、新陳代謝が低下すると毛穴周りの角質が厚くなり、毛穴の詰まりへつながります。そして毛穴が詰まることで、皮脂から分泌される皮脂腺の居場所がなくなり、毛穴の中に皮脂が溜まり続けます。

皮脂腺が溜まること自体は皮膚に悪影響を及ぼしません。しかし、皮脂腺に含まれるアクネ菌がニキビの発生要因となることがわかっています。毛穴の詰まりは、アクネ菌にとって快適で過ごしやすい環境なため、増え続けることになります。その結果、炎症を起こす物質を生み出してしまい、毛の周囲に炎症が起きてニキビへとつながります。

乾燥によるニキビができやすい3つの場所について

  • 口周り
  • あご

乾燥肌が原因で起こるニキビができやすい部位は上記です。それぞれの部位の特徴について、詳しく説明します。

口周り

口周りは皮膚が薄い構造なため、比較的乾燥しやすい部位です。口周りに、白い粉が付いたような経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。このことからも、口周りは他の部位よりも、特に乾燥しやすい傾向にあることがわかるでしょう。

乾燥すると、肌はうるおいをキープしようと皮脂分泌を増やすため、ニキビが発生しやすくなります。特に、口周りのニキビは一度発生すると症状が悪化しやすく、治りにくい部位です。そのため、口周りにニキビを見つけた際には、早めに対処するよう心がけましょう。

頬は、顔の部位の中でも皮脂分泌が特に少なく乾燥しやすい部位です。もともと乾燥しやすい点に加え、メイクすることがニキビの発生要因となる点も特徴的です。頬は、メイクを行う際にチークやファンデーションを塗布します。

メイクを十分に落としきらずにいると、メイク汚れとして毛穴に残り続けることになり、皮脂と混ざってアクネ菌を増やす栄養になります。頬のニキビは対処法を誤ると、ニキビが改善してもニキビ跡として残り続けるケースがあるため注意が必要です。

あご

あごは、皮脂腺が多い反面、汗腺が少ない点が特徴です。汗の分泌量が少ないため、肌のうるおいがキープしづらくなり、乾燥へつながりやすくなります。そして、乾燥を防ぐために皮脂腺から皮脂が過剰に作られ、毛穴の詰まりを引き起こします。

無意識に頬杖をついたり、何気なく手で触っていたりと、あごを触ることは意外と多いです。寒い季節はマフラーをつけたり、マスクを着用する機会が増えたりと、乾燥だけでなく直接的な刺激そのものがニキビの原因となるケースもあります。

乾燥によるニキビができてしまった場合の対処法2選

乾燥肌が原因でニキビができてしまった際には、適切な対処を行うことで早期改善につながります。ここでは、乾燥によるニキビができてしまった場合の2つの対処法について、詳しく説明します。

ニキビ用化粧品に変える

ノンコメドジェニック化粧品

・ノンコメドジェニック化粧品
・ノンコメドジェニックテスト済み

ニキビ用化粧品である「ノンコメドジェニック化粧品」を使用することで、改善を期待できます。ノンコメドジェニックとは「コメドが発生しにくい」という意味です。コメドとは、毛穴に古い角質や皮脂が詰まった状態を指しコメドはニキビになる前の状態を指します。コメドが悪化したものがニキビです。つまり、コメドを作りにくくする化粧品を使用することで、ニキビ予防につながります。パッケージに上記の内容が記載されている化粧品を選ぶと良いでしょう。

日焼け対策を行う

日焼け対策の具体例

・こまめに日焼け止めを塗る
・帽子やサングラスを使用する
・日傘をさす

日焼け対策を行うことで、紫外線によるダメージを角質が受けずバリア機能を保てるため、ニキビ対策につながります。日焼け対策では、上記のような対策を行うと良いでしょう。なお、日焼け止めは刺激の少ない落としやすいタイプのものがおすすめです。日頃から日焼け対策を徹底することで、ニキビ予防が期待できます。

乾燥が原因のニキビを防ぐにはどうしたらいい?

乾燥肌が原因となるニキビを防ぐには、日常生活の見直しが大切です。ここでは、おすすめのニキビ予防法を3つ紹介します。ご自身の生活に取り入れられそうなものからピックアップして実践してみましょう。

生活習慣を改善する

栄養素含まれる食材期待できる効果
タンパク質卵や肉、魚、牛乳、大豆など肌細胞のもとになる
ビタミンEナッツ類、カボチャなど肌荒れを予防する
ビタミンB2納豆、レバー、卵、焼き海苔皮脂の量を調整する
ビタミンB1豚肉、豆類、うなぎなどバリア機能の低下を予防する
ビタミンAチーズ、緑黄色野菜など皮脂の量を調整する
ビタミンCレモン、ブロッコリーなどバリア機能の低下を予防する

生活習慣は、特に食事を意識してみましょう。1日3食を規則正しく食べることで、身体の中からニキビを予防できます。おすすめの栄養素は肌細胞のもとになるタンパク質や肌荒れ予防が期待できるビタミンEなどです。

以下に、ニキビ予防におすすめの栄養素と食材について表にまとめました。そのほか、上記の栄養素が含まれる食材は種類が豊富です。すべての食材を毎回食事に取り入れることは難しいため、少しずつで良いので満遍なく摂り入れると良いでしょう。

正しい洗顔方法で洗顔する

お湯の温度・38〜40度が理想(ぬるま湯をイメージ)
洗顔方法・泡で肌を包み込むイメージで洗う
・ぬるま湯でしっかりと洗い流す
洗顔後・柔らかいタオルで水気を優しく拭き取る
・タオルは清潔なものを使用する

適切な洗顔方法で洗顔することがニキビ予防につながります。洗い方の基本は「丁寧に優しく」です。洗顔し過ぎることで、肌に必要な皮脂も取り除いてしまい、皮脂が増え過ぎてしまう可能性があります。洗顔回数も1日2回以上は行わないよう注意が必要です。

ニキビ予防のつもりが逆効果となってしまいます。上記を参考に、適切な洗顔を行いましょう。

ストレスを軽減する

ストレスの軽減方法

・気の合う友人と会話を楽しむ
・歌を歌ったり音楽を聴いたりする
・適度に体を動かす
・アロマの香りを楽しむ
・ゆっくりとお風呂に浸かる

ストレスにより、皮脂分泌を増やす働きを担うホルモンが活性化されるため、ニキビが発生しやすくなります。上記は、あくまでも一例です。自分自身に合ったストレス軽減法を見つけ、実践してみると良いでしょう。

乾燥でできたニキビがなかなか治らない場合はどうしたらいい?

乾燥性皮膚炎の可能性があります

乾燥肌に赤みを帯びた湿疹ができた場合、すべてがニキビとは限りません。なかなかニキビが治らない場合、「乾燥性皮膚炎」と呼ばれる症状が出ている可能性があります。乾燥性皮膚炎は、角質層と呼ばれる肌の水分を保つ部位の水分が減ることで発生する症状です。肌が乾燥しやすい場所で起こる傾向にあるため、顔だけでなく脇腹や足のすねなどに出やすい点も特徴です。

痒みや炎症を抑えるための治療が必要となるため「ニキビが長引いている」「ニキビなのに痒い」など、気になる症状がある際は、医療機関を受診するようにしましょう。

乾燥性皮膚炎の代表的な症状

・肌の赤みや強い痒み
・湿疹や水疱

乾燥肌によるニキビは医療機関を早めに受診して綺麗に治そう

ポツンと浮き出たニキビを洗うとなると、気になるあまりつい触りたくなる人がいるかもしれません。しかし、触ることでニキビを傷つけてしまったり、手に付着した菌をニキビに付けてしまったりするため、手では直接触らないよう努めましょう。

特に、乾燥肌が原因で起こるニキビは、頬や口周りなどにできやすい傾向にあります。ニキビ用化粧品を使用したり、日焼け対策を徹底したりすることで、改善に向かうケースがありますが、なかなか治らず痒みが出てくるケースがあります。

その場合は、ニキビではなく乾燥性皮膚炎を引き起こしている可能性があるため、適切な診断を受けて治療をすることが大切です。

渋谷美容外科クリニックでは、無料カウンセリングでニキビの肌状態の確認とアドバイスを行っています。ニキビ跡が残る前に綺麗にしたいという方は、是非一度渋クリの無料カウンセリングをご利用ください。

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池袋院  院長
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西暦峯岸 季清 医師の経歴
03年日本大学医学部医学科卒業
03年日本大学医学部付属病院麻酔科入局
05年昭和大学病院形成外科入局昭和大学病院関連病院に勤務
13年渋谷美容外科クリニック横浜院 副院長就任
14年渋谷美容外科クリニック池袋院 院長就任
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