顔のシミ取りが可能な範囲とは?施術の種類やメリットについて解説

「気になる顔のシミをなんとかしたい」とお悩みの方がいらっしゃるのではないでしょうか。顔のシミは、シミを取るシミ治療を行うことで、透明感のある美しい肌を目指せます。ここでは、顔のシミ取り治療の施術範囲や治療の種類についてご紹介します。シミ治療のメリットも解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事の監修者
渋谷院 副院長
野口 なつ美
目次

顔のシミ取りが可能な範囲とは?

結論から言いますと、顔のシミ取りは、全体の施術が可能です。そのため、気になるシミは納得いくまで施術できるのがほとんどです。シミにはいくつか種類があることをご存知でしょうか。顔にできるシミは、できやすい年代や原因が異なるため、シミの種類や状態に合わせた治療を行う必要があります。

顔にできやすい5つのシミとは?特徴や原因を解説

顔にできるシミはすべて同じものではなく、年代や原因によって種類が異なります。

  • 日光性色素斑(老人性色素斑)
  • そばかす
  • 後天性真皮メラノサイトーシス
  • 炎症後の色素沈着
  • 肝斑

ここでは、5種類のシミについて特徴や原因をご紹介します。

日光性色素斑(老人性色素斑)

特徴シミの大きさや形に違いがある
原因紫外線によるダメージ

「シミ」といわれる代表的なものがこの日光性色素斑になります。30代頃からポツポツとでき始めて、大きかったり小さかったりと大きさや形が異なる点が特徴です。シミと平常な肌との境目がわかりやすいのも見極めるポイントと言えます。日光性色素斑ができる原因は「紫外線」です。長い時間日光を浴び続けることで、できやすくなります。

そばかす

特徴褐色でシミの大きさは小さく左右対称にできる
原因紫外線によるダメージ

そばかすは、褐色で左右対称にでき、斑点の形状をしたシミを指します。好発エリアは下まぶたや両頬、鼻筋などです。小学生頃からでき始め、思春期でピークを迎えます。中高年で目立たなくケースがほとんどですが、紫外線により悪化する可能性もあります。

後天性真皮メラノサイトーシス

特徴褐色の斑点状で均等に広がる
原因紫外線によるダメージ

後天性真皮メラノサイトーシスは、20歳頃からでき始める褐色のシミを指します。下まぶたやこめかみ、頬、鼻筋にできやすく、均等に広がる点が特徴的です。

炎症後の色素沈着

特徴一時的にできるため、時間と共に消失する
原因火傷やけが

炎症後の色素沈着は、火傷やけがが原因で一時的にできるシミを指します。時間と共に徐々に消えていくケースがほとんどです。

肝斑

特徴正常な肌とシミの境目があいまいである
原因摩擦によるダメージ

肝斑は、20〜30代の女性にできやすいシミです。好発部位はおでこや口周り、頬などで広範囲にできます。正常な肌との境界がはっきりしない点が特徴です。女性にできやすいのは、メイクなどで肌に摩擦を与える機会が多いからです。

顔のシミ取りを行うメリット3選

顔のシミ取りを行うことで、どのような効果が期待できるのでしょうか。

  • 短期間でシミを消せる
  • 効果が得られやすい
  • 毛穴の引き締め効果が期待できる

ここでは、それぞれのメリットについて詳しくご説明します。

短期間でシミを消せる

シミ取り治療は、ほぼ1回の施術でシミを除去できます。セルフケアだけでの対策は、クリームや内服薬を続ける必要があるため、短期間でシミを失くしたい方には不向きです。

効果が得られやすい

顔のシミ取りは、シミに直接レーザーを当てて治療します。そのため、飲み薬やクリームなどの一般的なセルフケアよりも効果を感じやすくなります。

毛穴の引き締め効果が期待できる

レーザーを照射された肌は、コラーゲンを生成する性質があります。そのため、レーザー照射後にターンオーバーが促されるため、毛穴の引き締め効果が期待できます。

顔のシミ取りを行う施術の種類

顔のシミ取り治療では、3種類の機器を使用して施術が行われます。

  • Qスイッチヤグレーザー
  • レーザートーニング
  • ヴィーナスヴェルサ(IPL)

ここでは、それぞれの施術の特徴や治療内容について詳しくご紹介します。

Qスイッチヤグレーザー

Qスイッチヤグレーザーの特徴

・施術回数が少ない
・レーザー照射のみの治療

Qスイッチヤグレーザーは、2つのレーザーを使い分けることで、短時間でシミ治療を行う施術方法です。深さの異なるレーザーを使い分けることで、深いエリアにできたシミも綺麗に除去できます。正常な肌へのダメージを抑えた状態で、特に日光性色素斑やそばかす、肝斑への効果が期待できます。

レーザートーニング

レーザートーニングの特徴

・肌のトーンアップが図れる
・痛みを抑えて施術を受けられる
・治療が難しいシミ治療も効果的に行える(肝斑)
・肌への負担を抑えての治療ができる

レーザートーニングは、シミに含まれるメラニンを吸収する特性を持ったレーザーでシミ治療を行います。メラニンとは、黒い色素成分を指します。黒い色素にだけ反応するため、正常な皮膚へは刺激の少ない状態で治療が可能です。施術3回目から効果を実感しやすくなるため、最低でも3回は施術を受けることをおすすめします。肝斑などのシミへの効果が期待できます。

ヴィーナスヴェルサ(IPL)

ヴィーナスヴェルサ(IPL)の特徴

・全般的なシミトラブルに効果がある
・肌質改善につながる
・赤ら顔にも効果がある
・1回の施術で効果を実感できる

ヴィーナスヴェルサは、そばかすや日焼け跡、ニキビによる炎症後の色素沈着に効果がある治療法です。1回の施術で効果を感じられるため、短期間で治したい方におすすめの治療と言えます。

顔のシミ取りのダウンタイムは?

ダウンタイムとは、施術を受けてから肌が正常な状態に戻るまでの期間を指します。以下は、シミ取り後のダウンタイムの肌状態と期間の目安です。

ダウンタイムの期間肌状態
シミ取り後およそ1週間レーザー照射部位にかさぶたができる
およそ2〜3週間かさぶたが剥がれて新しい皮膚ができる
およそ4週間肌の赤みが元の状態に落ち着いてくる

施術で使用するレーザーによってダウンタイムの有無も変わってきますので、施術のときにお気軽にご質問くださいね。シミ取りレーザーの施術後は、肌に腫れなどのダウンタイムはあまり起こらず、上記のようなかさぶたや赤みが起きるのが一般的です。かさぶたや赤みが気になる方は多いかもしれませんが、無理に剥がそうとしたり、触ったりしないよう注意しましょう。そのままにしておくことで、自然と良くなりますよ。また、新しい皮膚ができるまでは、肌が弱く紫外線によるダメージを受けやすくなります。日焼け止めを塗るなど、UV対策を意識して行うことが大切です。

顔のシミ取りを行う際の注意点

顔のシミ取りを行う場合、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。

  • 痛みを感じることがある
  • シミが再発することがある
  • 保湿と日焼け対策が必要

ここでは、それぞれの注意点について詳しくご紹介します。

痛みを感じることがある

肌にレーザーを照射するときに、痛みを感じることがあります。痛みは「皮膚をパチンと輪ゴムで弾いたような痛み」と表現されるケースがほとんどです。痛みを感じにくい方など、人によって痛みの感受性は異なるので、カウンセリングを利用して、事前に相談しておくことをおすすめします。

シミが再発することがある

シミ取り治療でシミが取れても、その後再発することがあります。再発する理由には、下記のようなものがありますのでご説明します。

  • 肌に残ったシミのもととなる「メラニン」がシミを再形成してしまう
  • 肌が紫外線に当たることで、メラニンが再び作られてしまう

再発を防ぐには、紫外線対策と保湿ケア、またクリニックが提案するシミ取りの施術回数を守ることが大切です。

保湿と日焼け対策が必要

シミ取り後に日焼け対策が不十分だと、皮膚が色素沈着を起こすことがあります。日焼け対策と乾燥予防の保湿を入念に行いましょう。日焼け止めは外出するときに意識して塗布するよう心がけます。日焼け止めと保湿化粧品は低刺激性のものを使用して、肌に負担をかけ過ぎないようなケアを行います。

顔のシミ取り治療で透明感のある肌を目指そう

顔のシミにはそばかすや肝斑など5つの種類があります。シミの種類によって、できる原因や大きさが異なるため、シミの種類や状態に合わせた適切な治療が早期改善につながります。渋谷美容外科クリニックでは、3つのレーザーを取り入れた施術を提供しています。機器によって、得意とするシミの種類が異なるため、医師の適切な診察をもとにご自身に合った治療を受けられます。シミ取り治療に興味のある方は、渋谷美容外科クリニックの無料カウンセリングをぜひご活用ください。

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日本形成外科学会 形成外科専門医,麻酔科標榜医,
日本頭蓋顎顔面外科学会会員など様々な科目の専門医

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峯岸 季清 医師
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西暦峯岸 季清 医師の経歴
03年日本大学医学部医学科卒業
03年日本大学医学部付属病院麻酔科入局
05年昭和大学病院形成外科入局昭和大学病院関連病院に勤務
13年渋谷美容外科クリニック横浜院 副院長就任
14年渋谷美容外科クリニック池袋院 院長就任
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