赤ニキビとは?赤ニキビできやすい原因と場所や自宅でのセルフケアについて解説

ニキビはいくつかの段階を経て、徐々に進行します。ニキビの初期段階である白ニキビ、少し進行した黒ニキビ、そして、更に悪化して炎症を起こした段階が「赤ニキビ」です。今回は、赤ニキビについて徹底解説!赤ニキビができないように、日頃のセルフケアについても紹介しているため、是非実践して赤ニキビを予防しましょう。これ以上悪化すると、ニキビ跡が残りやすくなるため、この段階でのスキンケアが非常に重要です。

この記事の監修者
渋谷院 副院長
野口 なつ美
目次

ニキビの種類とは

種類状態
白ニキビ(閉鎖面皰)汚れや皮脂などで毛穴が詰まった初期ニキビ
黒ニキビ(開放面皰)皮脂が溜まり黒く酸化した状態
赤ニキビ(紅色丘疹)アクネ菌が皮脂を栄養に繁殖し、炎症を起こした状態
黄ニキビ(膿疱性丘疹)赤ニキビが悪化し、化膿した状態

ニキビはその進行度により4種類あります。この分類は発生の原因であるアクネ菌という細菌の繁殖度合いによって変わります。
何らかの原因で皮脂の分泌が亢進すると、皮脂を栄養とするアクネ菌が増殖します。この時、皮脂とアクネ菌が毛穴を塞いで白くなっていますが、この状態を「白ニキビ」といいます。

「白ニキビ」はニキビの中でも最も初期の段階です。白ニキビが酸化すると、黒く変色した「黒ニキビ」へと変化します。この段階では、まだニキビで炎症は起こっていません。

白ニキビや黒ニキビが悪化して赤く盛り上がると、「赤ニキビ」となります。アクネ菌が過剰に増殖し、皮膚に炎症を起こした状態です。赤ニキビの炎症が更に進むと、黄色い膿(うみ)が見える「黄ニキビ」へと変化します。状態の悪化によって毛穴の壁が壊れ、皮脂や角質などが漏れ出して黄色く見える状態を指します。

赤ニキビの特徴とは

赤ニキビは、学術的に「紅色丘疹(こうしょくきゅうしん)」と呼ばれています。その字が示すとおり、ニキビの炎症が進んで、赤く盛り上がっている状態です。

白ニキビや黒ニキビの段階では、ニキビで炎症が起こっていないため、「非炎症性皮疹」に分類されます。

更に進行すると、炎症が起こって「炎症性皮疹」へと移行します。これが赤ニキビ、もしくは黄ニキビに分類されます。黄ニキビまで悪化すると、炎症軽快後、ニキビ跡が形成される可能性が高くなるため注意しましょう。そのため基本的に赤ニキビの段階で炎症を食い止めなければなりません。

赤ニキビができやすい場所とは

赤ニキビができやすい場所

  1. Tゾーン
  2. Uゾーン

赤ニキビは発生しやすい場所にも特徴があります。赤ニキビができやすい場所とは一体どこなのでしょうか。それぞれ詳しく解説します。

Tゾーン

額、眉間や鼻周囲などいわゆる「Tゾーン」で赤ニキビはできやすいとされています。Tゾーンは顔の中でも特に皮脂量が多いことが知られており、そもそもニキビを形成しやすい部位として知られています。

Uゾーン

口周り、顎周りや首など、いわゆる「Uゾーン」にもニキビはできやすいです。

口やアゴ周りなどは特に外部からの刺激を受けやすい部位という特徴があります。さらに最近では、マスクをつけることが習慣化されているため、いつにもまして口やアゴ周りはマスクの刺激を受けています。

頬もUゾーンと同様、刺激を受けやすい場所です。頬は寝具や髪の毛などに触れる機会が多くあります。また無意識に頬杖をついたり、手指で触れたりすることもニキビを誘発する遠因となっています。

赤ニキビの原因とは

赤ニキビの原因

  1. 肌表面への刺激
  2. 肝機能の低下
  3. ホルモンバランスの乱れ
  4. 紫外線による刺激
  5. 乾燥

赤ニキビはすでに炎症が起こっている状態です。白ニキビや黒ニキビが炎症を起こしてしまった結果、赤ニキビとなります。ここでは赤ニキビになる過程で起こる炎症を引き起こす原因について解説します。

肌表面への刺激

赤ニキビは特に外部からの刺激を受けやすい場所に形成されます。皮膚は刺激を受けると、皮膚を保護するために角質を硬く厚くします。これによって毛穴が小さくなり、皮脂が詰まって、ニキビの原因菌であるアクネ菌の繁殖につながります。

また肌に触れるものに雑菌が付着していると、肌に移行して繁殖し、ニキビを作り出すこともあります。手指はもちろん、マスクやマフラーなど汗のついた場所にも雑菌があふれているので注意しましょう。

肝機能の低下

肝機能が低下すると、特定の部位にニキビができやすくなるといわれています。

肝臓は、体内の老廃物や毒素を無毒化する作用を有しています。肝機能が低下すると、無毒化されなかった老廃物が毛穴に詰まり、アクネ菌が繁殖してニキビを形成してしまうのです。

TゾーンUゾーンは皮脂の分泌量が多いことから、皮脂だけでなく、老廃物や毒素も溜まりやすい場所です。すなわち、肝機能が低下するとニキビができやすい場所であるといえます。肝機能が低下する要因として、飲酒、食生活の偏り、生活習慣の乱れ、睡眠不足やストレス過多など、生活習慣の乱れであることが少なくありません。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスが乱れている思春期や生理前などはニキビができやすい時期です。女性ホルモンである黄体ホルモンや、男性ホルモンであるテストステロンは皮脂の分泌を促進することが知られています。

乾燥

肌表面は水分と油分で覆われていますが、肌の水分が蒸発して乾燥すると肌を守るために、油分である皮脂を過剰に分泌させます。その結果、余分な皮脂が毛穴に詰まってニキビを形成してします。

洗顔後、あるいは紫外線を浴びた肌は乾燥しがちです。乾燥しやすいタイミングでは保湿をするようにしましょう。

紫外線による刺激

紫外線を浴びると、皮膚のバリア機能を低下させます。バリア機能が低下すると、肌を守るために角質を増やすため、毛穴が閉じてしまいます。

結果としてニキビが形成されやすくなってしまうのです。また紫外線を浴びた皮膚は乾燥してしまい、こちらも前述の通りニキビができやすくなってしまいます。

【赤ニキビができないために】スキンケアのポイント

自宅で行うスキンケアのポイント

  1. 洗顔時には、力の強さに注意する
  2. 洗顔後はすぐに保湿する
  3. メイクや紫外線対策には注意が必要

赤ニキビは放っておくと、黄ニキビへと悪化します。また時にはニキビ跡を残してしまうことも

そうならないためにも、赤ニキビの原因を理解して適切な対処を行うことが大切です。ここでご紹介するスキンケア対策を行って赤ニキビを予防しましょう。

洗顔時には、力の強さに注意する

洗顔は顔の余分な皮脂や汚れを落とすために大切ですが、力の強さに注意が必要です。スクラブ入りの洗顔料と肌を擦るような洗顔は、肌を余計に刺激してしまい、皮脂を増やす原因となるためおすすめできません。刺激の少ない洗顔料をよく泡立てて、やさしく洗うことを心掛けてください。

洗顔後はすぐに保湿する

洗顔後の肌は湿っていますが、この水分が蒸発する際、肌の水分も一緒に蒸発します。そのため洗顔前よりも乾燥しやすくなってしまうのです。

肌は乾燥すると、潤いを取り戻す為に皮脂を分泌させます。乾燥が続くと、皮脂が過剰に分泌されてしまい、ニキビの原因となります。 洗顔後は化粧水などですぐに保湿しましょう。また、化粧水を選ぶ際、低刺激性な商品選ぶのがポイントです。

メイクや紫外線対策には注意が必要

メイクの厚塗りは避けましょう。毛穴を閉塞して、ニキビができやすい状態を自ら作り出していることと変わりありません。また、化粧を落とす際も念入りなクレンジングが必要になってしまい、必要以上に肌を刺激してしまいます。

また、紫外線対策も有効なスキンケアとなります。帽子や日傘などで日々の紫外線対策を徹底しましょう。日焼け止めも有効です。

どうしてもニキビが治らない場合はどうしたらいい?

どうしてもニキビが治らない場合はどうしたらいい?

どうしてもニキビが治らない場合には医療機関を受診しましょう

渋谷美容外科クリニックでは、段階や状態に応じたニキビ治療を提供しています。スキンケアを行ってもニキビが悪化してしまう、なかなか治らない、というお悩みをお持ちの方はぜひ無料カウンセリングをご利用ください。プライバシーにも配慮した個室での相談が可能です。

赤ニキビを一晩で治したいという方

赤ニキビをすぐにでも治したい!」と言う方も多いのではないでしょうか。一晩は難しいかもしれませんが、なるべく早期の回復を目指すなら医療クリニックの治療がおすすめです。抗生物質やレーザー治療を利用することで、抜本的な改善が見込める可能性があります。

赤ニキビの原因を理解して、日頃のスキンケアを心掛けよう!

ニキビ跡を残してしまわないためにも、赤ニキビにまで悪化させないことが何よりも大切です。白ニキビや黒ニキビの段階でスキンケアを心掛ければ、炎症を防ぐことは十分に可能です。
日頃のスキンケアを怠らず、ニキビ知らずの肌を目指しましょう。

「ニキビをどうしても無くしたい!」と言う方はぜひ渋クリの無料カウンセリングにお越しください。またオンライン相談も受け付けているので、気軽にご相談ください。

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池袋院  院長
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西暦峯岸 季清 医師の経歴
03年日本大学医学部医学科卒業
03年日本大学医学部付属病院麻酔科入局
05年昭和大学病院形成外科入局昭和大学病院関連病院に勤務
13年渋谷美容外科クリニック横浜院 副院長就任
14年渋谷美容外科クリニック池袋院 院長就任
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